演奏動画・撮影配信スタジオ 月之音楽堂 音々兎
札幌コンサートホールKITARAでのコンサート撮影
¥
札幌コンサートホールKITARA小ホールで「トスカ」を撮影してきました
北海道・札幌でクラシック音楽といえば、真っ先に名前が挙がるのが
札幌コンサートホールKITARA(キタラ)ではないでしょうか。
そのKITARA小ホールで開催されたオペラ《トスカ》公演の撮影を、
月之音楽堂 音々兎(つきのおんがくどう ネネット)にご依頼いただきました。
主催者さまから最初にいただいたお言葉は、
「交通費をかけてでも、ヤスオンさんに撮ってほしいんです」という、制作者冥利に尽きるひと言。
東京〜札幌という距離を越えてお声がけいただいたこと、心から感謝しています。

客席との距離感が、そのまま映像の臨場感につながります。
この記事では、その札幌コンサートホールKITARA小ホールでのコンサート撮影レポートと、
当スタジオの
出張コンサート撮影サービス
の特徴を、少し詳しくご紹介します。
KITARA小ホールという「物語がよく映える」空間
KITARA小ホールは、客席と舞台との距離が近く、演奏者の表情や息づかいまで感じられる、
とても親密な空間です。
- 温かみのある木質の響き
- 舞台と客席が一体になれるレイアウト
- クラシックから室内楽、オペラまで幅広く対応できる舞台設備
オペラ《トスカ》のようにドラマ性の高い作品では、この「距離感」が映像にそのまま表れます。
客席から観ているときのあのドキドキを、カメラを通してそのまま残せる、そんなホールです。
今回のご依頼も、
- 北海道在住以外のご家族・ご友人にも観ていただきたい
- キャスト・スタッフの記録として、きちんと映像作品を残したい
- 今後の公演企画のための「実績映像」としても活かしたい
という想いからスタートしました。
基本料金:77,000円(税込)+移動交通費のみ
- 対応エリア:日本全国どこへでも出張撮影
- 本番収録時間:本番開始から100分まで(休憩を含む)
- 延長料金:10分ごとに2,200円(税込)
大手映像会社に依頼するほどでもない、でもスマホ撮影だけではもったいない――。
そんなコンサートや発表会に、ちょうどフィットする価格帯を意識しています。
カメラ7台+ワンオペレーションというスタイル
今回のトスカ公演では、合計7台のカメラを使用しました。
- SONY NXCAM HXR-NX80 …… 4台
- SONY AX45 …… 2台
- GoPro11 …… 1台(特殊アングル用)
カメラマンはスタッフ1名。
その一人が、
- メインカメラ2台をリアルタイムで操作しながら
- 残り5台の固定カメラを適切な画角にセットし
- ビデオスイッチャーで切り替えながら、一発撮りで収録する
という、ワンオペ・マルチカメラ収録です。
クラシック音楽やオペラを熟知したスタッフが、
楽譜のどこでクライマックスが来るか、誰が歌い出すか、どこで誰の表情を抜くべきか――。
すべて事前にイメージしながらカットを組み立てていくことで、
作品の流れに寄り添ったスイッチングが可能になります。
機材を最小限にまとめて、遠方ホールでもスマートに
遠方ホールでの出張撮影では、「どうやって機材を運ぶか」も大きなポイントです。
KITARA公演では、
- 三脚やスタンド類をまとめた少し大きめのカバンを、事前に札幌へ宅配便で送付
- カメラ本体やスイッチャー、レコーダーなどは、手荷物として飛行機に持ち込み
というスタイルで、極力コンパクトな機材運搬を徹底しました。
使用した主な機材は次の通りです。
- ビデオカメラ:SONY HXR-NX80 / AX45 / GoPro11
- ビデオスイッチャー:ROLAND VR-4HD または V-1HD シリーズ
- レコーダー:Blackmagic VIDEO ASSIST / IO DATA HD VIDEO Capture
- 無線映像伝送:Accsoon CineView SE など
ホールや舞台袖のスペースを圧迫しないように配慮しつつ、必要なアングルはしっかり押さえる――。
そのバランス感覚は、数多くのホールでの出張撮影を重ねてきたからこそ身についた「現場力」だと感じています。
当日の流れ:本番4時間前に会場入りして、じっくり準備
出張撮影当日の基本的なタイムスケジュールは、KITARA公演でも他ホールと同様、次のような流れです。
-
本番240分前に会場到着・セッティング開始
小ホールの客席・舞台レイアウトを確認し、主催者さまと相談しながらカメラ位置を決定。
ケーブル敷設、ワイヤレスシステムの設定、会場PAとの音声ラインの確認を行います。 -
リハーサルで映像・音声チェック
実際の照明に近い状態でカメラテスト。
「ここは必ずアップで撮ってほしい」「この演技は全身が入るように」など、ご要望を反映します。 -
本番収録(本番開始〜100分まで)
スイッチャーを使って7台のカメラをリアルタイムに切り替え。
ソロの表情アップ、アンサンブル全体の引き、舞台袖の演技など、
作品の流れに合わせてカットを組み立てていきます。 -
本番終了後、撮影データのお渡し準備・撤収
主催者さまご持参のSDカードにデータをコピー(同日納品をご希望の場合)。
遠方で時間に余裕がない場合は、後日郵送にも対応しています。
KITARAのスタッフの皆さまにもご協力いただき、スムーズなセッティング・撤収ができました。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。
7台カメラで撮るオペラ《トスカ》は、こんな風に映ります
「カメラ7台って、そんなにたくさん何を撮っているんですか?」
というご質問もよくいただきます。
KITARA公演では、ざっくりと次のような役割分担でカメラを配置しました。
- メインカメラ:舞台全景(常に安全な全体像を確保)
- セカンドカメラ:歌い手の上半身アップ用
- サイドカメラ:斜めからの立体感あるショット
- 客席最後部カメラ:ホール全体の雰囲気と照明の美しさ
- 手元・足元カメラ:指や足の動き、演技の細部を捉える
- 特殊アングル(GoPro):上からの俯瞰、舞台袖側からの視点 など
これらを組み合わせることで、
- ソロ歌手の表情の変化
- アンサンブル全体のバランス
- 舞台装置や照明の変化
- 客席の空気感
といった、「場内で体験していた立体的な時間」を、そのまま映像に閉じ込めることができます。
同日データ渡しも可能|編集オプションで「作品」に仕上げることも
出張撮影では、同日中のデータお渡しにも対応しています。
- お客様にSDカードをご持参いただく
- 収録後、その場でデータをコピーしてお渡し
という流れで、「とにかくすぐに映像を見たい!」というニーズにもお応えできます。
さらに、別途オプションとして、
- 不要部分のカット・調整を含む編集
- 曲ごとのチャプター分け
- DVDやBlu-rayの制作
なども承っております。
「生徒さんや出演者全員に配る記念DVDを作りたい」
「次回公演のプロモーション用にダイジェスト映像だけ編集してほしい」
といったご要望も、どうぞお気軽にご相談ください。
「音楽を知っている撮影チーム」に任せる安心感
月之音楽堂 音々兎は、もともとクラシック音楽事務所から出発したスタジオです。
- オペラ
- 室内楽
- 吹奏楽
- バレエやダンス発表会
など、「音楽と舞台」の現場を知り尽くしたスタッフが撮影を担当します。
そのため、
- このフレーズはソリストをアップで
- ここのクライマックスは指揮者の表情も入れたい
- ダンサーのフォーメーションが一番きれいに見える角度
といった「音楽的なツボ」を押さえたカット割りができます。
今回のKITARA《トスカ》でも、オペラというジャンル特有の、静から動へと一気に高まる瞬間、
歌とオーケストラと芝居が絡み合うクライマックスを、映像と音でしっかりと捉えられるように構成しました。
札幌・北海道エリアでコンサート撮影をご検討中の方へ
「札幌コンサートホールKITARAでの公演を映像に残したい」
「北海道内のホールで、発表会やリサイタルを予定している」
そんなときは、どうぞお気軽にご相談ください。
- 札幌コンサートホールKITARA(大ホール/小ホール)
- 道内各地の市民ホール・音楽ホール
- 学校の講堂や、練習スタジオでの小さなコンサート
規模の大小を問わず、
全国どこでも 77,000円(税込)+移動交通費のみ
というシンプルな料金で、ワンオペ・マルチカメラのコンサート撮影をお届けいたします。
「大手の映像会社に頼むほどではないけれど、スマホ撮影だけではもったいない」
そんな中間層のニーズに、ちょうど良くフィットするサービスだと思っています。
札幌コンサートホールKITARAでの公演撮影、
北海道内ホールでの発表会・リサイタルの映像収録など、
具体的なホール・日程・ご予算が未定の段階でもお気軽にご相談ください。
「この内容なら、どのくらいの費用で撮影できますか?」といった、
ラフなお問い合わせも大歓迎です。
皆さまの大切な一日を、映像というかたちで未来に残すお手伝いができましたら嬉しく思います。
※本記事に記載の料金は2025年11月現在の内容です。
最新の情報・詳細な条件は、
コンサート撮影
および
発表会出張撮影
の各ページをご確認ください。

コメント